忍者ブログ
オタクな女性向ブログ。銀高愛。
日常写真
ブログ内検索
カレンダー
02 2025/03 04
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ついったー
pixiv
リンク
13
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

銀高

*****

「俺にはもう時間がない」

高杉がそう言ったのはどのくらい前のことだっただろう。
あれからほんの少し時間が流れただけの気もするし、
ずっと遠い昔の出来事だったようにも思う。
だとしたら、彼に残された時間はあの時よりもずっとずっと短くなってしまっているだろうに。

(どうして俺に会いに来ない)

胸の内で、強くそう思う。それは焦燥だ。
この想いを高杉が聞けば、
どうして俺が会いに行かなくちゃならんねーんだと憤慨するか、
或いは俺をバカにしたように笑うだろう。
どちらでも良い。どちらでも良いから俺は、その姿が早く見たい。
お前に残された時間が短いというのなら、その時間の中でいくつかの俺を残したい。
俺を斬りつけて、俺を滲ませて、俺で濁らせたい。

だから会いに来い、高杉。
わずかな時間だけでも俺は俺で俺に塗れるために。ああ早く。

「「俺にはもう時間がないのに」」

*****

君にとって少しだけつらい話をしてあげよう。
つらくなるから、話している間に僕は泣き出してしまうかも知れない。
そのことで困らせてしまったらごめんね。
でも僕はこの話を君に聞かせなくてはいけないんだ。

「死ぬ前に会いたい」と思う銀さんと「死ぬまで会いたくない」と思う高杉も
良いと思うんですよね…思うんですよね、っていうか良いですよね…
そんなすれ違い…すれ違ってこその銀高…!

まあ時間がないのは私の方なんですけれども、ね!
原稿の締切とよく相談してみたら普段の6倍くらいのペースで描かなくちゃ
間に合わないことに気付いてもう絶望してるので銀高書いちゃいました。

とりあえず最後まで粘ります…だってまだ一カ月あるもの…
PR
銀高&高銀アンソロジーで書かせて貰った殺し屋銀さんのボツ部分。

+++++

「これが約束の報酬だ」

そう言って、男は分厚い札束を取り出す。
銀時はその札束を無感情に受け取り、懐に仕舞うと同時に銃を構えた。

「……え?」

銃口を向けられた男は、突然の出来事に戸惑っているように見えた。
きっと戸惑う以外の行動を知らなかったのだろう。
それは、地下室に住むネズミのように可愛い。

「お前なにを、」
「可哀相だね」

銀時は冷徹な眼をしたまま、男の眉間に銃口を押し当てた。

「醜いのは、可哀相」

ズドン!
言葉と同時に発した銃声。
それは人の頭を簡単に吹っ飛ばす事の出来る音だ。

「あんたが殺せと言った人は、死ぬ前に妻と子供の心配をしていたよ。彼らも殺すのかって、それだけはやめてくれって。だから俺が、標的はお前だけだって答えたら安心して笑ってた。……あんたに出来るかい」

そんな情愛、今まで見たこともなかった。
僕には出来ないその生き方が、なぜかとても羨ましかったなんて。

+++++

ピクシブとツイッターに食われた一年になってしまったなど…
幸せな最終回を夢見て泣いてしまう帝人様を妄想。
帝臨ですん。

+++++

臨也さんも僕もたくさんの人を傷つけてきたから幸せになる資格なんてどこにもないのに ねえ でも僕はあなたに幸せになって欲しくてたまらない どうしよう こんな我儘を願ってしまうなんて 許されないよ 許してもらえないよ

「どうして泣いてるの帝人君…哀しいことがあったのかい?」

僕は綺麗事が好きだ 大好きだ
だからあなたを幸せに出来るのが僕だったなら、本当は一番嬉しい 嬉しい うれしい
たとえそれが叶うことのない幻だと知っていても夢見るだけならいいでしょう かまわないでしょう いつだって僕は 今だって僕は ハッピーエンドだけが欲しかったんだから

(だからこんな風に捻じれてしまう世界なんて要らなかった)

+++++

嗚呼、幸せがまた離れていってしまうわ。
小説もっと書いてもいいんだぜと言っていただいたので
帝臨にもうちょっと挑戦。

+++++


「頭の中で何度もあなたを殺してしまうんです」

それは息をするのと同じくらい自然に、頭の中で何度も何度も繰り返してしまう妄想。
朝目が覚めて夜眠るまでの間、あなたのことを何度でも殺してしまう。
通学路で、教室で、駅のホームで、公園で、
僕の知る限りの世界、その至るところで。

頭の中であなたを殺す僕は、そのことに罪悪を感じていない。
殺す前も、殺した後も、泣きも笑いもせず、
死体になったあなたを見下ろしてただただ立ち尽くしている。
後悔はない。絶望もない。
息をするのと同じくらい自然な殺人だったので、その時は亡骸を抱きしめることも忘れている。
だって、僕は知っている。
これは妄想だと。
頭の中で繰り返しているだけの傲慢だと。

「だから、僕は怖くない」

あなたは生き返る。
僕が何度殺しても、殺しても、殺しても、殺しても。
あなたは生き返る。
それは現実の世界にあなたが生きているという意味であり、
同時に、頭の中でなら、僕の好きな時、好きなように蘇らせることが出来るという意味だ。
死体に息を吹き込むことだって妄想でなら容易い。
僕はまるで神様になったような気分で死んでしまったあなたに口付けをする。
すると、眠り姫のように美しく青褪めていたあなたの顔が
ふっと血の色を取り戻して、すうすうと寝息を立て始めるのだから驚きだ。
あなたは僕の口付けで目を覚ます。

「臨也さんだって怖くないでしょう?」

何度死んだって平気だ。
僕さえいれば、あなたは生き返ることが出来るんだから。


+++++

だから何度も何度も何度も何度も。

以前ツイッターで呟いてた中二病妄想です。
臨也さんの神様になりたい帝人様。
銀高でもそうなんですが、私の書く攻は神様願望が強すぎてとても寒いですね!
絵ばっか描いてると文字が書きたくなるわけで。
銀高!

+++++

「可哀想だな」

それは独り言だといえた。
今から死に逝く相手へ、手向けの言葉は持たないからだ。

(可哀想だ)

銀時はひどく冷静な眼をしたまま、その光景を他人事のように捕えていた。
今、己の刀が目の前の化け物を貫いていく。
それは天人という存在。異形の者。俺達とは違う有機物だ。
こんなものを斬ったところで何になるのかと思いながら、
それでも血に濡れた刀を引き抜いて、銀時は振り返った。

「……なにが可哀想なんだよ」

すると、同じように血に濡れている高杉がこちらにやって来て、
銀時の独り言を軽々と拾い上げてしまう。
相変わらず地獄耳だ、と思った。勿論声には出さないけれど。

「高杉は可哀想じゃないよ、可愛いからね」
「はあ?」
「そうやって怒った顔も」

かわいいよ、と告げる。
高杉の苛立たしげな顔が更に顰められるのを見て、銀時は笑った。
そして、まるで独り言のように呟くのだ。

「醜いのは、可哀想って話」

+++++

俺の世界に美しいものだけが残れば良い。

銀さんがすごくすごく傲慢だったら、と考えてすごくすごく萌えました。
先生もヅラも高杉も超美人ですから、銀さんはきっと面食いですよね…ふう…
Copyright c Session#0 All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]