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オタクな女性向ブログ。銀高愛。
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■折兎掌編

触れられたのがいけなかった。
戯れに僕の腹をするりと撫でていった指先がいけなかった。
整えられた爪先の美しさが。思いがけない柔らかさが。
それらほとんど全ての刺激が、僕をどうしようもなくさせてしまう。
楽しさを滲ませた瞳も、それに合わせてふわりと揺れた金の髪も。
ああ、挙げていけばキリがない。

つまりは、そんなにも僕を揺さぶる存在であることを自覚しない彼が簡単な遊び心でもって僕に触れたことが、やはりいけなかったのだろう。
触れられた箇所が熱い。
腹筋をなぞっていった指の感触を思い出すことは簡単で、忘れることは困難だ。

************



絵は一年前?に描いたやつですが…!
今年は冬コミを諦めたので折兎を描く機会が来年に持ち越しです><
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戦国BASRA(佐幸)

***

その小僧は邪魔だと追い払う兵士の足元でうろちょろと走り回り、
何を言っても首を傾げるばかりだった。
周りが辟易としたところで真田幸村が現れ、彼は少年の大きな瞳に負けず劣らず目を丸くする。

「む!誰が連れて来たのだ?」
「いや、それが急に此処へ…近辺の村の者だと思うのですが」
「某は真田幸村。此処は間もなく戦場になる」幸村が声をかける。
「危険でござる、離れられよ」

小僧はその凛とした声を聞き、初めて口を開いた。

「いくさばとは?」
「えっ」

いくさばとはなにか、と子供は尋ねる。
子供の言葉で、なんと表現すれば伝わるのだろう。
幸村が考えあぐねていると木の上から呑気な笑い声が響いた。

「旦那はつくづく言葉遊びが下手っぴだねえ。子供相手なんだから難しいことないよ」

ふわっと葉が舞うと、次の瞬間には目の前に猿飛佐助の姿が現れる。
もう見慣れたものだが、忍を初めて見るであろう少年は目が飛び出るほど驚いているようだった。
新鮮な反応に少し嬉しくなる。

「では何と申す!」
「喧嘩だよ、大人が大勢で喧嘩するんだ。巻き込まれると怪我をする。だからお母さんの元へお帰り」
「いくさばは何色ですか?」
「はあ?」

佐助が頓狂な声を出す。

「……」

―――赤だ。

幸村は思ったけれど、声に出さなかったし、佐助もまた黙ったままだった。
何も答えないまま少年の背を押し、早く帰るんだと急かした。
姿が見えなくなってから、振り返って佐助が笑う。
これから子供の相手はお前に任せることにしよう、と言えば、いつもアンタの世話をしているから簡単だなんて言う。

「そうだな、佐助には世話をかける!」
「あれ、冗談のつもりだったんだけどなあ」

佐助の笑顔や言葉は、どれもこれもが柔らかくて、赤くない。
戦場の色ではないから、きっと忍びの色なのだろう。

「それにしも子供ってのは厄介だよ、突拍子の無い質問で大人を困らせるんだから」
「戦場の色でござるか?」
「そう…旦那は何か答えたそうに見えたけど」
「ふむ、」

隠したはずの言葉を見破られていることに、いちいち驚いたりはしない。
佐助はいつもそうだった。言わない気持ちも、見せない態度も、いつの間にか気付いていて、知っている。それが二人にとってのごく自然な関係だった。

「某には真っ赤に見える…炎と、血の色だろうか」
「それは……そうかもね。旦那は強いから」
旦那の周りは血に染まっているよ、と。

「佐助には何色に見えている?」
「難しいこと聞くじゃない。旦那も、俺達も敵味方も、何種類もの色が混ざってる。難しいな…難しいよ」

佐助。
佐助は、何色でも似合うだろうと思った。
さすがは忍だ。全ての色に染まってみせる。白いわけでも、透明なわけでもないのに。
(……影は黒い)
佐助の影を踏む。黒い影。幸村はそう思った。

「これが影踏み鬼だったなら、佐助の負けだ」
「懐かしいねえ、それ」

***

PC内の大掃除ついでに発掘されたので。どこかで出したかな…????
というわけで、サイトの更新全然追いついてなくてすみません!冬コミでした!帰宅しました!
もう銀魂の展開のあまりのあまりさに飲み明かすしかない具合で、
6月の銀高プチは逆に何書けば良いのかわかりません!!
個人誌の内容はともかく、今までの寄稿の再録は出したいと考えているので、よしなに!
まあ、まだまだ先ですけど…きっとあっという間にやってくる(虚無)
スカイハイさんのフィギュアーツが届いたので遊びましたー!
以下ツイピクにあげたものですが。



グッドラックモードのダークネスバニーちゃんをお姫様だっこするハイさん。
指と指の隙間からみえる世界を美しいと言っていた折原臨也は
竜ヶ峰帝人の手でその視線から指を剥がされ腕をとられ足を奪われ
全ての世界から切り離されてしまった。
電線が切れてしまったようにだらりと垂れた両足で見る小さな部屋は
ああ確かに俺にお似合いだろうかと折原臨也は思う。
まるでお人形にでもなったような気分だ。反吐が出る。
「君は本当にこんな俺が欲しかったのかい」と吐き出す声は誰にも届かない。

竜ヶ峰帝人は平日のほとんどを学校で過ごしていた。
彼は学生だ。今はこの部屋にいない存在だ。
健全を装い人の良さそうな笑顔を浮かべ欺瞞に満ちた人格の高校生だ。
折原臨也という男の両足を傷つけて浮かべた笑顔は本人も無自覚だろう。
心底慌てているという声を出しながら彼は嬉しそうに笑っていた。
その恐ろしい光景を見たのは折原臨也だけだ。

ああ恐ろしい。あの恐ろしい少年の住む恐ろしい部屋の隅っこで
俺は健気にも彼の帰宅を待ち彼から与えられる全てを受け入れる。
何故なのかと問われれば、そうされることしか許されていないからだ。
おかしいな。俺はこんなにヤワな人間じゃないはずなのにおかしい。
涙が出そうになるのを堪えて自分の身体を抱きしめる。
そうして俺は人間の美しさをようやっと見せて貰うことが出来るのだ。

**********

監禁臨也さん!相変わらずそういうのが好きで…HAHAHA

現在、10月のスパークに向けて原稿中です!
スカイハイ×バーナビーの学生パロディ本と
虎徹×バーナビー中心の兎受本と、
イワン×バーナビーのほのぼのギャグエロ合同誌を予定しています。
ウワアアア、三冊ってお前!
がんばるね…ってすごい生温かい視線を向けられている最中ですが頑張ります。

あと、今までの帝臨コピー本やアンソロ原稿などの再録本も
一度諦めたのですが、待ってますというお言葉もいただたいたので
来年になってしまうかと思いますが検討したいと思ってます…!
っていうともう描かないみたいになるんですけど、帝臨描きますよ!w


5月4日、3Z銀高合同本が出ます!

宣伝していいのかわからなかったんですけどw
とりあえず本日原稿が終了したのでお知らせに浮上しました。
タイトルと本文は一切関係ないので高杉は特に何も壊さないぜ…

後日ちゃんとした告知サイトが開設されるはず…もしくは開設するはず…
なので是非お手に取っていただければと!!レッツ3Zライフ!!

というわけでここ最近は金色のコルダに心を奪われつつ
スパコミに向けた原稿ラッシュでブログに気が回らず、
通販の連絡すら疎かになってしまい申し訳ございませんでした…オオォ…
二週分くらいお知らせをサボッてしまいましたが、
毎週その週の金曜日までにご入金いただいた分は土曜日・日曜日に発送しております!><
原稿してると本当に外に出ないので、
そうして通販の発送のために外に出かけるのが良い気分転換なのでした。笑

通販連絡だけは金銭の絡む事だからしっかり書かないと、
と思っていた昔の私はどこへ????というわけで
今後はちゃんと忘れずに書いていきたいと!思う!思います!おもうぞ!

あとあと、最近はタイガーアンドバニーが気になっちゃって…見てます…えへへ…
バニーちゃん可愛いですよね、虎も可愛いですけど。虎兎か兎虎か悩むとこです。
ちなみに金色のコルダ3では榊大地がイチオシすぎてこのままハマり続けたら
大地本出しそうな勢いなのでもしコルダ3わかるよ!大地すきだよ!という方は
私の話相手になってくださるととてもうれしい…
ツイッターのフォロワーさんが次々にコルダプレイしてるのにつられたのが理由なので
コルダの話が出来るのが片手程度しかいないんですよね!寂しいですね!

まだもう少しスパコミのお仕事あるのでがんばってきます!
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