冴えない色の冴えない作業着を、これほど愛しいと思ったことはない。
記憶のない彼の、唯一の拠り所。
色も存在も全てが淡いそれらを抱きしめて、
離したくないなどとだだを捏ねる。
「は、離して、高杉さん」
「これを着たら、てめぇは行っちまうのに?」
仕事ですからと苦笑交じりに答える彼のどうしようもない空気が気に入らない。
布団から抜け出た銀時は、冷えた空気にひとつくしゃみをした。
何も着ていないのだから、寒いのは当たり前だ。
しかし返してやろうという気は起こらない。
「俺がいんのに、仕事なんざ」
行くんじゃねぇよと言おうとして、遮られる。弱い声。ちっとも響かないのに。
「――行ってきます」
あなたのために、と頭を撫でられる。
冷たい手指と寂しげな微笑に眼が眩んで、俺のためを思うなら行くんじゃないよという駄々っ子の台詞を吐き散らかすことは出来なかった。
記憶の中の姿と異なる彼。もはや別人で、だからこそ優しい彼。
この作業着だけが、二人の過去を隠してくれるような気がしていた。
(だから返さなければ良いと思ったのに)
(ふとした隙に奪われて、肌を隠す代わりに過去を暴かれてしまう)
+++++
いつか、全て返さなくてはならない時がくるのだ。
……
オッス、オラ坂田さん大好き!そんな曾良です、こんばんは!(どんなだ)
こんな風に二連続で短文を吐きだすということはつまり
まだまだ更新止まるけど許してください…という合図です。すいません。
色々と素敵なものが一挙に押し寄せてきて処理出来ていないのです。
ともかく今週末は衝撃のファースト・ブリッドで名古屋まで飛んでいきます。
まぁ何が処理できていないって沢山アニメ見たりゲームやったりで
パソコンを触っている時間がないぞ☆という、ただそれだけの可哀相さなんですけど
今はすっかり脳内が数年遅れのスクライドに侵食されております。この毒虫がァァ!
龍騎といいスクライドといい、ハマるのが何年も遅いんじゃなかろうか?
しかしカズマの可愛さといったらインド人もびっくりです。なんて良い☆だ!
リアルタイムでも少し見ていましたが、その時は緑川の声がわかる程度の
知識しかなかったので…こうして改めて見ると自分が多少アレな知識を
つけてしまったんだなと思い知ることが面白いです。そして大いに残念です。
そんでもって、今日は枇杷に…なんだっけ?もやしもん?は
ともかくOPが可愛いから見ろよ!といわれたので一度くらい見たいと思いました。
見た結果もしハマるようなことがあればお前…せ、責任とれよな!(何の)
あと待望の「百器徒然袋-風-」も手に入れたのでこれ最優先に読みます。
ポケモンとかやってる場合ではないです。もう私には榎さんしか見えない。
そんなわけでいつになく要領を得ない感じの日記で申し訳ないですが
つまりまとめると、坂田さん大好きハァハァな曾良は小説を読むのと
ゲームをやるのとポケモンマスターになるのとアニメを見るのとで忙しいので
もうしばらくサイトの更新に手をつけられそうにありませんということです。
不甲斐なさ全開で申し訳ありません。京次郎の話とかめっちゃ書きたいです。
めっちゃ書きたい…が、時間がない…オタク的趣味たちのせいで…!ギリッ
だが、何よりも愛しいこの子たちをないがしろにすることは出来ないのであった。
なんか…オタクというより小学生みたいですよね…ぽ、ぽけもんってお前…
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