本日、エイプリルフールですね。残念ながら今年は何もありません。
あ、もうすぐじゃん!と気がついた時点で29日だったので…遅かった…
来年はがんばりたいと思いました。なんにもないお詫びに短文でも。
しかしお詫びとかいうわりに趣味丸出しですみません。笑
神父であり殺し屋な銀さん。
+++++
人間の命など、吹けば飛ぶような軽いものだと思っていた。
実際、軽いのだろう。死に際は誰しもあっけないものだ。
どれだけ強運な人間もいつかは死ぬ。不幸な者と辿る運命は変わらない。
それでも毎日のように教会で神に祈りを捧げ続けたのは、
その儚さ、尊さを愛し、己が犯した数多の過ちを償うためであった。
しかし今、その儚くて尊い命に向け、銀時は銃口を突きつけている。
死にたくないと許しを請う相手に対しても銃弾は冷徹だ。
(それは神が平等であることに似ていると思った)
引き金を引くだけ。ただそれだけで、一瞬のうちに息を引き取ってしまうだろう。
「神様、俺は、俺は死にたくない、死にたくない…っ」
幾度も「死にたくない」と繰り返す。
銀時が銃を向ける相手は、殺し屋として少しは名の知れている男だった。
知らない誰かは容易く殺せるのに、自分の死は怖ろしいのだろうか。
銀時にはわからなかった。いつ死んでも良いのだと、いつも思って生きていた。
「助けて…ください…っ!」
「神は慈悲深い」
ズドンッ
「俺は違う」
引き金を引くだけ。ただそれだけで、目の前の男は死体となった。
威勢よく血飛沫が飛び散っては出来損ないの花びらのように地面を濡らす。
いつか死んでしまう命だろうに、なぜ死にたくないともがくのだろう。
人間とはおかしな生き物だ。だが、だからこそ愛しいと銀時は思う。
またひとつ罪を増やしたピストルにキスを贈り、十字架の血を拭った。
+++++
ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー 」という映画を
借りて見たんですけど、その映画の冒頭でやっていた
「マチェーテ」という架空映画のCMがとても面白そうでした。
神父さんが弟に頼まれて殺し屋になって、敵をどかんどかん撃ち殺す感じの。
というか元々殺し屋だったのをやめて神父をしていたのかな…
主役は弟なんですけど、私は神父さんが気になってしょうがなかったです。笑
神父とかエクソシストとか、宗教わからんくせに弱いんですよね。
その点コンスタンティンはどうしても銀高変換がしたくなるような良い映画でした。
で、こんな銀さんやべっ!と思ったわけです。それが上の妄想になるわけです。
しかもアクションシーンでも格好は神父のままなので
返り血との対比に余計興奮してすいません。背徳的なものが好きですいません。
殺し屋といえば高杉なイメージですが、神父は銀さんです。
エクソシスト=銀さん、悪魔=高杉という印象が拭えないのでしょうがない…
銀高で殺し愛な展開に持ち込むなら高杉も同業の殺し屋ですよね。笑
それこそ「Mr&Mrs.Smith」みたいにお互いの素性を知らないまま
恋に落ちてしまえば良いと思います。
かなり仲が深まった頃に「今回のターゲットだ」と言われて初めて気付く、みたいな。
いや、薄々気がついていたのかも知れないですけど。
神父のくせに血の匂いがする、とか。うわー興奮するなぁ。どうしよう!(知らん)
たかが架空CMにここまで踊らされるとは予想外だ…
本編はわざとB級映画風に作られている映画ということで、
つっこみどころ満載で面白かったです。途中の展開がごっそり抜けてたり。
あ、今気付いたけど日本語吹き替えに中井がおる!吹き替えも見とこ!
内臓とかたくさん飛び出るゾンビ映画なので、苦手な方が多いかも知れませんが、
なかなか笑えるので大丈夫です。女医さんがなんか格好良くて好きでした。
31日は日帰りで帰省してきました。寒くて死ぬかと思った。
明日も寒いんでしたっけ。うおお。皆様風邪など召されぬようご自愛を。