幕末の史実の流れに沿いながら、鬼という種族も関ってきて、
選択次第で沖田が長生きしたり、斉藤がすぐ死んじゃったりする物語でした。
全体的にグッドエンドも切ない終わりだなぁと思います。
まぁいつか死ぬことがわかってるんでね…歴史モノはその辺が切ない。
あ、あと山南さんは土方の正規ルート以外ではすごい勢いで悪役でした。
ここの製作会社は「絵は綺麗だけどシステムがちょっと…」って感じで不評のようですが、
やっぱ絵が綺麗なのは重要要素ですね!
土方さんの困ったような笑顔とか、原田さんの怒った顔とか、たまらん…
えーと、最初はプレイ前から目をつけていた斉藤一(cv.鳥海)から攻略しました。
外見が高杉だからハマるだろうと踏んだ通り、案の定すげぇ可愛かったです。
攻略キャラで2番目に背が低いという可愛さ…(1番は藤堂平助)
誰よりも冷静なのに沖田より頭ひとつ分小さいという可愛さ…
初めての洋装に慣れなくてボタンをかけ違えるという可愛さ…
金髪の美形に「まがい物の番犬よ…」と呼ばれる可愛さ…(それは可愛いのか)
確かに前評判通り、プレイしてる最中はシステムに不満というか、
なんか腑に落ちないシナリオ展開になりました。笑
選択肢で選ばなかった展開を経験したことになってたりとか。
例えば土方ルートで出くわす敵と、斉藤ルートで出くわす敵は別人なんですけど、
それが全員と出会ったことになってて初回プレイ時に「え?誰?」って思ったり、
見ていないイベントが見たことになってて、
「あの夜に見た姿は…」とかなっちゃうのが詰めの甘さかと。
ちなみに高杉・坂本は名前だけ登場します。何故か伊達・真田も名前だけ登場します。
そして晋作さんには鬼の親友がいたという面白い展開。なにそれ萌えるんですけど。
(↓画像はその親友の台詞です)

鬼は人間より長生きで、力も強いので、
「人間は病気や事故で簡単に死んでしまうから嫌いだ」って言ってました。
もう晋作との別れみたいな悲しい事は嫌だから今後は人間と関らない、みたいな。
私はどうして彼らが親友になったのか、その経緯がとても気になりましたよ…
その辺はちっとも掘り下げられなかったので残念です。
あとは鬼の中に一人だけ攻略可能な風間というキャラがいるんですが、
その人の声が海馬社長(cv.津田)で、台詞もすごい面白格好良かったです。
「人間風情が!」とか「貴様らごとき障害物にもならぬわ」とか罵ってばかりで、
津田さんは本当にそんな台詞が似合うなと思わずにいられませんでした。
ゲームスタイルとしては、乙女ゲーなんで、選択肢を選ぶだけです。
戦闘も選択肢が合ってれば勝つし、間違ってれば負けるし…
なので声優さんとカズキヨネさんの絵が好きな方には良いでしょうけど、
それ以外の理由でオススメする部分というのは特に無いですね。笑
私はどちらも好きだったんで、特に三木眞の土方さんに感動しましたハァハァ
近藤さんが斬首刑にされた後の土方さんは泣けました…
あと設定原画集に桂さんがいるのに出てこなかったこともある意味泣けました。
出てきて欲しかったな~。
新撰組と鬼以外の登場人物は、大鳥圭介と榎本武揚くらいです。
どちらもほとんど活躍しないですし、土方ルートでだけ出てきます。
総合的にキャラは斉藤、ルートは沖田、台詞は藤堂が一番好きだったかも知れないです。
平助くんはたまに詩的な台詞を言うんですよね…ちょっときゅんとしたぜ…
「黄昏が夜明けに見える!月が太陽に見える!」とか。
これだけ読んでも「?」ですけど、ストーリーの流れだとぐっときます。
あれ?なんか長くなってきましたね。そろそろ終わります…
というわけで何故こんなに長々と感想書いたのかわかりませんが、
お付き合いいただいた方ありがとうございました!
CP的には沖田×斉藤だなって結論で落ち着いた曾良でした(そんな結論かよ)
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