起こしてきてください、というのが武市からの指令だった。
まぬけだと思いながら特に反論することもなく彼の寝室に足を踏み入れて数分。
「晋助、好い加減起きるでござる」
「んー」
「んー、じゃないでござる。さっきからそればっかりで、もう晋助は何歳でござるか」
高杉は揺すり起こされるのを牽制するように、布団から顔を覗かせて睨んでくる。
母親でもないくせにうるせぇ野郎だとでも思っているのだろう。
「……眠ぃ」
傍目から見る分には、ただ寝起きが不機嫌な大きな子供にしか見えない。
あと五分、などと言い出しそうではあったので、
これが幕府に怖れられる鬼兵隊の総督とは恐れ入る、と万斉は思う。
「たとえ病気の人間だろうと、飯を食う時には起きるものでござる。それが飯も食わずに寝てばかり、挙句の果てには酒しか飲まぬとなると、健康な人間でも病気になるでござろう」
正論だ――高杉は不明瞭な発音でそんなことを言うと、突然がばりと上体を起こした。
一瞬前までぐずぐずしていた男が飛び起きるので、万斉は面食らった顔をしてしまう。
それを見て高杉は鼻で笑う。
「起こそうとしていた人間が起きたのに、何を驚くというのだ」
俺は正論が好きだよ、とわけのわからない言葉で。それがおはようの代わりだった。
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もうらめー
文も絵もかけなくてにっちもさっちもいかないので短文で誤魔化します。
いやいや誤魔化せてないよ!(一人ツッコミ)
明日は更新予定ですが、それ以降何かを更新できる気がしませんね。ははっ。
拍手お礼とか色々書いてるのに全然気に入らない…気に入らないんだよ…!
しょうがないので気持ち悪いメールを送ってやろうと思いますね!
本の感想とか!あ、萌える本を沢山読んだおかげで何も書けないのかな…
それだったらポジティブな原因なので良いですね。それが良いな。
そんなわけで今週中になんとか色々な方に気持ち悪いメールを送りたいです。
これを逃したらまた数ヶ月うだうだしてしまうので…それは…いかん…
もうスパコミが一週間以上経ってるとかおかしくね?と思わずにいられないです。
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