文章が書けなくて困り果てたのでリハビリがてらの小話でもひとつ。
困ったときはフェアリー・坂田さん召還の法則!
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「今日はぐんと寒いらしいです、…身体、冷やさないよう気をつけて」
用事があると言って身支度を整える高杉にそう告げた。
美人のお天気お姉さんが言っていた最低気温などをそのまま伝えると、
お前は知っているかと逆に問い返された。
「何を?」
「天気予報は、昔は軍事機密だった」
「へ」
「雨が降ることを知っていれば、知っている側に有利な戦が出来るからだ」
「……いくさ」
高杉の言葉を、呆然と繰り返す。
「ふふ」すると、なぜか彼は楽しそうに笑った。「そう、戦だ」
「天気予報はその名残り。お前の嫌う武器防具と変わりない…戦うための手段だ」
それなのに、と続けながら、身支度を終えたらしい高杉は玄関へ向かった。
自然と追いかける形になる。彼の台詞全てを、聞き逃すまいとして。
「高杉さん、」
「それなのに、戦から離れたお前が天気予報士の女に現を抜かし、俺に天候を伝えるなんざ、実に滑稽だと思わないか」
「僕はそんな」
「どんなになっても人間は、争い事から離れられないのかねェ」
素敵なことだ、と高杉は言う。
坂田はそれを真に受けて悲しい気持ちになったけれど、玄関から外へ出た途端、くしゅ、と小さくくしゃみをした彼の姿が可愛くて、心配で、抱きしめてあげたかった。
(ああもう、だから冷えるって言ったのに…)
彼の憂いごと抱き寄せたい。僕の両腕が、それを許すのなら。
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使おうと思ってた台詞を一回も使わないまま終わってしまった…
天気予報で「今日は寒い」って言ってたので書きました。
結野アナの言う事は絶対です!
ええと、あとなんか書くべきことあったかな?
ああ、魍魎の榎さんが先週今週ともう、いや、最初からずっと麗しくて
私は全然眼が離せないです。ついでに言うと久保も可愛くて興奮する。
すごくイタズラしたくなります、久保め…神経質って最高だぜハァハァ
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